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2011年11月08日

学生達に日本語を教えて思うこと

最近は漫画家支援センターでの生徒が漫画家よりも一般の生徒の数の方が多くなりました。というよりは漫画家の生徒が少なくなったともいえますが・・・。

前にも話したように韓国で漫画家として生活していくということはそんなに簡単なことではありません。市場が小さい為、連載の仕事があってもその仕事が終わって仕事が途切れてしまえば、機会を待つか出版社に企画を持ち込んで通ればスタート。

しかし、仕事が始まったからと一定の収入が確保できるわけではなく、始めの原稿が仕上がるまでは収入はゼロ。連載も人気が無かったら途中で最終回を描かされてしまうという、かなりシビアな世界です。

なので、売れている漫画家は次々と仕事が入ってくるのに対し、受身の仕事をしているとすぐにプー太郎生活になってしまうと言うわけです。

仕事がある時にしっかりとしなければならない為、日本語の生徒達が授業を休む理由として

「明日締め切りなので、今日は授業を休みます。」

ということがほとんどです。
今日もそれで生徒が一人休むとモジメで連絡があったのですが・・。仕方ないですよね。

「分かりました。次の授業で会いましょう^^。」

とモジメを送っておきました。

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今日書こうと思っていた内容は「漫画家事情」ではなく、漫画家達に日本語を教えてから最近は中学生と高校生に教える機会が増えてきて思うことについてです。

私の日本語の授業では、単に日本語の文法や漢字などを覚えさせるという塾のような方法ではなく、いかに日本語で自然な会話をすることができるかという事に重点を置いている為、一つの文法でも自分の考えていることを上手く表現しながら相手の話や意見を正確に聞き取ることができるかと言う面に気を使って授業を進めています。

なので、学生達にはいつも一つの文法でも例文をたくさん作らせたり、考えていることを日本語で発表したり、「〜について」ということで隣の人と会話をさせたりします。

そうして作らせる例文を聞いていると、その生徒の考えていることや物事の捉え方、発想の違いなどが分かり、例文を作る練習だけではなく、生徒達のことを理解していくうえで大変参考になります。

中にはふざけて文章を作ったり、答えに困るような冷やかしの質問をしてくる生徒もいますが、わざと真剣に答えたり、逆に生徒が困りそうな質問をしてみたりと、結構私もそのやり取りを楽しんでいます。

そこで最近感じたことは、漫画家・作家の生徒達はどちらかと言うと少年ぽい部分があり、学生達は大人っぽい考え方を持っているというところです。

なので、漫画家と作家ばかりのグループ授業をしていた時はいかに楽しみながら授業を受けてもらえるかを考えながら授業をしていたのに対し、塾通いに慣れている学生達にはしっかりとポイントを抑えて教えていかないと学校の成績に響くので少し教え方が違います。

ある時高校1年生の男の子が文章で

「子供の頃は〜」

という文章を作ったのですが、私は高校生ぐらいまでは子供という感覚なので、学生が「子供の頃」という言葉を使っているのがとても不思議に思えてしまい、

「今でも子供ですけどね〜^^」

と、少し茶化した口調で言うと

「子供じゃありません!」とふてくされてしまいました^^;

「あ、ごめんなさいね。そうだよね〜、もう大人だよね・・・。」

と言ってから他の話に切り替えましたが、少々傷つけてしまったかしら・・。とまたもや言葉の難しさを感じさせられました。

幸い、そんなに気に留めている風でもなく授業は無事に終わったのですが、発言も考え方も大人っぽく口調もしっかりとしていて、将来外交官になりたいと思っている彼にはこれからは成人にするような対応を取らなければいけないと反省させられました。

他にも漫画家&作家さんで独身の男性達は発言も少年のようで、「恋愛」に関する話にはとても関心を持っているのに対し学生達は「学生は勉強をしなければならない。異性と付き合うなんて面倒だ」とほとんど関心がありません。

私が教えている学生がそうだからといってみんな同じ考えでは無いとは思いますが、自分が学生の頃を考えると、勉強よりは異性や遊ぶことに関心があったような気がします。

「無邪気な大人達」と「大人っぽい子供達」・・・。

あるブログで日本と韓国の教育制度の問題をとりあげて書かれている記事にかなりの人たちがコメントを残しながら大騒ぎになっているのを最近読みましたが、韓国のあまりの教育熱心さに抗議をするコメントがあるかと思えば日本のゆとり教育に対しての同感・批判意見などもありました。

なので子供の教育に対しては千差万別の意見があるということが分かりますが、私は勉強ばかりをさせる詰め込み式の教育には反対の立場です。

私が教えている子供達は塾通いの合間に日本語を習っている子供達は、勉強に疲れた体を引きずって日本語を習いに来ますが、「自分の子供にはこんなに勉強をさせない」と言う学生もいます。

それでも韓国の社会で生活して行き、自分の夢を叶えるには勉強しかないと思っている為、勉強に青春の全てを注ぎ込み、スポーツや趣味などを楽しむことを知らないまま、大人になって行く・・。

もちろん全ての子供達がそうではありませんが、親達は子供に多くの事を望めば望むほど子供達は早く大人にならざるを得ないのではないかと思います。

私の場合、そんなに学校の成績にこだわっていないため、娘が学校で成績が悪くても「まだ小学2年生だし成績はあまり関係ない。」と思っているのに対し、同じ学年のままたちは成績が悪いとその科目の塾に通わせたり、塾に通わせる為の費用を稼ぐ為に働いたりと必死です。

だからといって韓国の教育熱心さを非難するわけではありませんが、生活をしていて何だか違和感を感じるのは事実です。

とにかく子供達が勉強に対して多くのストレスを受けず、自分の興味がある分野を楽しく学んで進学できる社会になったら良いと思います。

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posted by hisami at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語教室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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