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2011年10月16日

ビビンクックス(混ぜ素麺)

先日、午前中の授業が終わり、家に帰ってくると1階の大家さんの家にお客さんが来ている様子でした。

玄関先で顔を合わせれば軽く挨拶をするのですが、奥の方でお客さんと話中のようだったのでそのまま2階に上がりました。

一人だったので昼食を簡単に済ませようと食事の準備をしていると、

「Hヤー!(Hちゃーん=私のことを娘の名前で呼ぶ)」

と、大矢さんの声。

「はーい!」

と電子レンジから暖めたご飯を取り出しながら返事をすると

「Hヤー!パリネリョワー(Hちゃーん、早く降りてきなさーい!」

と何度も呼ぶので、

ご飯も何もそのままにして

「はいはーい!」

と言いながら、サンダルを履いて急いで降りていきました。

「来ました〜!何ですか?!」

と玄関を覗き込みながら聞くと

「ビビンククス(混ぜ素麺)作ったから一緒に食べよう。入っておいで。」

と言います。

「何事かと思ったじゃないですかぁ。ビックリした〜」

と言いながらサンダルを脱いで家に入っていきました。
「ご飯食べた?」とか「お昼一緒に食べる?」とか「ビビンクックスを作ったけど一緒にどう?」と聞かないところが韓国らしいと言うか親しい近所付き合いの特徴というか・・・もう慣れました。

私も「えっ、お客様もいらっしゃるのに良いんですか?」などと躊躇せず、大家さんと同じぐらいの年齢かと思われるお客さんに

「あ。こんにちは〜っ!はじめまして。^^」

と笑顔で挨拶をし、どんな関係か、どこに住んでいらっしゃるのかなどを自然と質問をしているところが何だか自分でも馴染んで来たな〜と思わされました。^^;

親しい年上のお友達だと言うお客さんがボールに素麺を入れてキムチの刻んだものやごま油などを入れてビニール手袋をはめてかき混ぜながら、

「ビビンクックスを作ったんだけど、美味しいかどうかわからないけど食べて見て。」

と言うので

「私も丁度お昼ご飯を食べようと思っていたところなんですよ。美味しそう。いただきます。」

と言って食卓の椅子に座り、早速一口いただきました。
色はキムチの色で辛く見えたのですが食べてみると少し甘い気がしました。韓国に来て間もない頃なら元々こういう味なのかと思って「マシッソヨ(美味しいです)」と言いながら食べていたと思いますが、美味しいビビンクックスの味を知ってしまった今ではちょっと甘すぎると言う感想だったので

「う〜ん、そうですね。少し甘みが強いですね。」

と言うと、「そう?」と言いながら一口味見をして「あら、少し甘かったわね。」と本人もそう思ったようでしたが、食べれないほどでもなかったのでそのまま頂くことにしました。^^;

食べながらも自然に色々とお話をして手作りのキムチやおかずの話をしながら、ほぼ食べ終わった頃に大家さんが

「ご飯も食べなさい。」

とビビンクックスを食べた器にご飯をてくださいました。
今度もまた、「ご飯もあるけど食べる?」と聞かないで入れてくるところが『らしい』のですが、お腹一杯だと思いながらも食べないわけにもいかず「はは。どうも・・・」とご飯まで頂きました。

「女性の昼ごはんはこうして適当に食べるものよねー。」

と大家さんが言うと、お友達も

「そうよね。旦那がいないと気楽よね〜。」

というので、世代が違っても主婦はみんな同じ考えだと思いながら、食後のお茶をいただきながら雑談をし、この後のスケジュールを理由に

「時間がないのでそろそろ行きますね。美味しくいただきました。ありがとうございました〜。」

と挨拶をして家に戻りました。
大家さんは70歳ぐらいですがまだまだ元気で、一緒に海岸に行った事もありますし、キムチを作ると分けて下さいます。

悩み事があれば相談に来たり、反対に私がちょっと困ったことがあったり分からないことがあれば気軽に聞いたりと、とても頼れる存在です。家族のようですが、あまり家庭のことや個人的なことには深く干渉してこないで結構サッパリしているところもとても気に入っています。

こうして近所に家族のように気楽に付き合いができる人がいると言うだけでもここが外国であると言うことを忘れさせてくれると感じます。

だからと言って韓国生活がつらいわけではないのですが、安堵感のある環境があるという事の大切さはもし日本で生活していたとしても同じことが言えると思います。

もちろんその空間が家族であることが望ましいのですが、家族間の問題が起こった時などにはやはり他の何処かに似たような空間が沢山あればあるほど幸せなのではないかと感じます。

大家さんだけではなく、韓国の友達や生徒達との関係もまるで家族のようにお互いを思いやり慰め励まし、そして大きな喜びを分かち合えるような関係を築いていけるように、一人一人との関係を大切にしていきたいと思います。



posted by hisami at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国文化・習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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