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2006年12月14日

韓国の「オンドル」

韓国ならではのオンドル(温突)の良さについては以前お話しましたが、「オンドルの光熱費ってどれぐらいかかるんですか?」という質問メールを頂いたので、今日はオンドルについて詳しくお話します。
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韓国の民家は、日本のグドゥルと呼ばれる土で床になる基盤を作り、床下には 床を支える石がいくつも据えられています。続きを読む前に⇒アジアblogランキングへ


2143328372.jpg地面とそのグドゥルの間にできた空間に、かまどで火を炊いて熱い空気を通し、床から部屋全体を暖め、熱と煙はグドゥルにとどまった後で、煙突から抜けていく仕組みになっています。

韓国の民家の場合は縁の下がぴったりと塞がれて、一方にかまど、そして部屋の反対側に煙突があるという構造になっています。

かまどは、家の外側にあるものも、料理のために土間にあるものもありますが、かまどで火を炊けば、調理もでき、床も暖めてくれるので一石二鳥です。

据えられた石によって、煙と熱を滞留させるとともに、石自体も暖めることができました。

そして、「チャンパン」と呼ばれる特殊な油紙を何層にも重ねた床に、じっくり熱を伝えます。

昔はこのような薪を使ったオンドルでしたが、15年〜20年前は練炭→石油→10年前ぐらいからはガスとなり現在に至ります。

韓国の家では一戸建てはもちろん古いアパートやビラでも、はじめからオンドルは設置されています。
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この様に家の床下全体に温水パイプが張り巡らされていてボイラーで沸かしたお湯がそのパイプを循環して暖めるという仕組みです。

家族で家を何日か家を空ける時は別ですが、一日外出ぐらいならば「外出設定」にして付けておきますし、家にいる時はずっと付けっぱなしです。

・・・ということは光熱費がかなり高いのでは?と思われるかもしれませんがそうでもありません。

20坪ぐらいのアパートに住んでいたときも冬の光熱費(管理費含む電気・ガス・水道代)は一ヶ月12万ウォン(約1万5千円)ほどでしたし、義父母と同居して大きなアパートに引っ越してからは20万〜25万ウォン(約2万5千〜3万円)だそうです。

そして、オンドルを使わない季節はこの半額ぐらいになります。

日本で光熱費を払った事が無かったので「冬になるとオンドルのせいで光熱費が高いなー」と思っていましたが、冬の間中使っている割には安いようです。

オンドルを使わない間のガス代が一ヶ月1万5千ウォン(約千8百円)前後だそうですから韓国はもともとガス代が安いのですね。


初めて真冬に韓国に来た時は布団(韓国の布団は薄め)を引いて床に寝たのですが、熱くて「低温やけどするのでは?」と布団を何枚も引いて寝た事もありましたが、最近のアパートは各部屋で温度調節ができるので、そういった心配もありません。

オンドルを使い続けている室内は洗濯物がすぐに乾くほど乾燥していていて、加湿器を付けないで寝ると鼻や喉がカラカラになってしまうほどなのですが、韓国人は(うちの家族は)慣れているせいか加湿器が無くても平気なようです。^^;

時代と共に変化してはきましたが、韓国人の昔ながらのオンドルは真冬の寒さを忘れさせてくれる非常に良い設備だと思います。

「オンドルっていいね」
と思われた方はこちら⇒FC2 アジアランキングへ



posted by hisami at 08:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国文化・習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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