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2007年01月19日

韓国の行事「チェサ(祭祀)」

韓国で住むようになって今月で6年目になりました。
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・・・ということは「チェサ」の経験も6年目という事になります。
最初の2年間は結婚前+外国人という事もあり、皿洗い程度のお手伝いはするものの、ただ見学するのみでした。

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それなのに、親戚が集まるので非常に気を使うせいか、チェサが終わると必ず2、3日は熱を出したり、具合が悪くなって倒れていました。

そして3年目からはご両親との同居が始まり、現在に至るので少しずつ何を作ってどのように儀式を行なうのかというのを見ながら手伝ってきましたが、倒れなくはなったものの、何度行なっても気持ちがなかなか付いていかない行事でした。

チェサを行なう方法(供え物の種類・位置・手順など)も現在はかなり簡素化されてきているようですが、昔は韓国特有の「目上の人から先におかずに箸を付ける」という習慣に従って、お供え物をつまみ食いしたり、おかずを作る途中で味見さえもできなかったそうです。

お供え物も決まっていて毎回同じような物を作るのですが、種類を増やすか減らすかで忙しさも変わってきます。

最近はお供え物のおかずを作りながら、「美味しくできたかな?」「きちんと焼けたかな?」などとつまみ食いをして確認もします。

お供え物のおかずも調理済みのものをまとめて購入して、何種類かの果物と一緒にお供えをして済ます家庭も増えてきているようです。

しかし、我が家ではつまみ食いはOKですが、おかずも全て手作りので、種類も多いので大忙しです。

なので、最初の頃は
「何故女性ばかりが準備に追われるの?」
「何故行事が有るごとに、亡くなった人達に豪華な供え物をしなければいけないの?」
「何故わざわざお金をかけて苦労してチェサを行なうの?」

等と疑問に思っていました。

ところが、去年のチェサあたりから、この行事にも慣れてきたからか、コモ(義父の姉妹)やチャグンオンマ(小さいお母さん=義父の弟の妻)達と話をしながらお供え物のおかずを作るのがなんだか楽しくなってきました。

そして、チェサを行なう家には必然的に人も物も集まり、久しぶりに会える親戚達との会話にも花が咲きます。

面倒な細かい作業は、向かい合って会話をする場となり、お互いの健康を気遣ったり、悩み事があったら話したり、子育ての問題を話し合ったり、慰労の場になったりと、女性達のストレス発散の場にもなる様です。

そして、男性人も仕事はお酒を飲みながら話が弾みます。

娘も集まってきた親戚の子供達と一緒に遊んで興奮状態でした。

もし、このようなチェサやソルラルチュソクなどの行事が韓国に無かったとしたら、冠婚葬祭で外で会う機会はあっても親戚がどこかの家に集まってゆっくりと話をする機械もほとんどなくなってしまうかも知れません。

なので最近は「行事の大変さ」にこだわらず、「韓国式伝統パーティ」というような感覚で過ごしています。

ケーキの代わりに「お餅」、から揚げの代わりに「鶏肉(丸ごと茹でたもの)や焼き魚」、クッキーなどのお菓子の変わりに、「ヤックァ(薬菓)」、という風に考えると、お供えをした後にはそれらを私達が食べるわけですからパーティの準備をすると思えばいいわけです。

きっと韓国のご先祖様達も「家族や親戚を集める場」、「家族の絆を深める場」を設けさせようと、このような儀式を子孫に行なわせているのではないかと感じます。

顔も知らないご先祖様達のチェサのせいか、どうも「ご先祖様を敬う」と言う気持ちにはかけるのですが、まずはチェサ等の行事に抵抗が無くなったことが私にとってはかなり進歩したように思います。

約一ヵ月後にはソルラルを迎えますが、「できれば避けたい行事」から「楽しみな行事」に変わってきたので心の余裕が出てきましたし、気分的にも全く違います。^^

物事は気の持ちようと言いますが、本当に気の持ち方次第で環境も違って見えるのだなぁと感じますね。⇒FC2 アジアランキングへ





posted by hisami at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国文化・習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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