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2007年04月13日

韓国の「先生を敬う」は儒教から?

韓国では「君師父一体」といって、王様や父親を敬うように先生を敬いなさいと古くから教えられてきたそうです。

日本にも「三尺下がって、師の影を踏まず」(先生の1メートルぐらい下がって先生の影を踏まないようにしなさい)という格言があってそれぐらい先生を大切にしなさいという道徳が昔からあったそうです。

日本も韓国も儒教の影響を受けているためにこのような「先生を敬うという道徳も儒教から来たのかと思いきや、実は中国の儒学には「先生を尊敬しなさい」と教える文章は1行も無いそうです。

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実はこの「先生を敬え」という道徳は儒教から来たものではなく仏教から来たもので、八世紀の仏教の本には既にこのことがのっているそうです。

日本の「三尺下がって師の影を踏まず」は14世紀の室町時代の寺子屋の教科書に、韓国の「君子父一体」は16世紀の李栗谷からこの道徳が唱えられています。(『栗谷全書』より)

それでは、儒教の御本家の中国ではどうかというと、先生を敬えと教える道徳形式はほとんど持っていません。

中国人にとっては先生と教え子は、あくまで同じ学問を志す同学の同志なのだそうです。


これは延世大学外国語外国語学童の「日本語会話」の教科書に書かれていたのですが、その文章を読む前は「先生を敬う」傾向が日本よりも強い韓国の風潮を考えると、これも儒教から来ているのだろうと思っていたので意外でした。

日本では私が小学生の頃から「学生による先生イジメ」みたいなことも身近(私のクラスや聞いた話)でありましたので、私自身は日本では「先生を敬う」という道徳があることすらあまり意識していませんでした。

しかし、韓国では「先生」のことを「ソンセンニム(先生様)」と呼ぶところや、5月15日「ススンエナル(師匠の日=先生の日」)という日があり、先生に感謝の気持ちを表す日があることから韓国人の「先生を敬う姿勢」というのを感じていました。

昔は先生というと少し「恐い」「話しづらい」「質問しづらい」などと少し距離感を感じていた生徒も多かったようですが、最近は先生に対してのそういった緊張感も和らぎ、少しずつ身近な存在になりつつあるようです。

中高生の子達が先生の事を話すときに「タンニm(担任)」と言う事もありますが、先生に対しては必ず「ソンセンニム(先生様)」「キョウスニム(教師様)」と呼びかけます。

「先生の日」に花束やお土産を上げることもあり、先生に対する賄賂(わいろ)的な要素が問題になったりもしますが、卒業した生徒も先生の日には連絡をして感謝の気持ちを伝えるなどの交流もあるようです。

番組でも「親のように接して下さった先生のおかげで自分の人生が変わりました」と、長い間連絡が取れなくなった先生と涙ながらの再会をするなどという場面も良くみます。

先生の中にはいつも生徒から尊敬される「良い先生」もいれば子供の親からの賄賂を当てにしていたり、先生という立場を利用しての犯罪も聞かれますので「悪い先生」もいると思います。

なので韓国の先生は全て“良い先生”とは言いきれませんが、少なくとも日本よりは「先生を敬う」の教えが守られていると感じます。

この様に「先生を敬う」「親を敬う」「目上の人を敬う」という面では韓国に来てから学ばされる面が多いです。


「日本・韓国・中国は似ているようで性格や歴史、文化がみな違うので従来の東洋という形で3つの国を一くくりにしてしまうと大きな誤解が生じかねない」ということも日本語会話の教科書に書かれていましたが、本当にそうだと感じます。

(そもそも東洋というのは中国では日本のことだけを指していう言葉で中国や韓国のことは全く含まれていないそうです。)

「見かけが明らかに違う西洋人に対しては寛容だけど姿かたちが似ているお隣さんには厳しい」ということを良く聞きますが、まずはお互いが“外国人”だということを認識しあう事で3国間の衝突も減っていくのではないかと思います。

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posted by hisami at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国文化・習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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