先日エステ体験をしてきました。
日本ではフェイスエステを何度か受けたことがありますが、韓国では結婚前に1ヶ月ほど通った以来、久しぶりの体験です。
場所は明洞(ミョンドン)6番出口から徒歩10分ほどの距離にある建物の4階です。見上げるとビルの上の方に
「健美人」(コンミイン)の看板が見えました。
階段をぐるぐると上がっていくとこじんまりとした雰囲気のお店があり、中に入ると院長の女性がいました。
始めは消極的に足ツボマッサージでもして帰ろうと思っていたのですが、聞いてみるとこの店の特徴はフェイスエステ。小顔を作る為の「コルギ」マッサージです。
トゥングルレ茶(皮膚に良いと言われる)をいただきながらコースの紹介をしてもらうと「金運を呼ぶ特殊小顔コースヒートテラピー」というのがお勧めの新メニューだというので、「どうせ久しぶりに受けるならこれ受けてみよう!」ということになりました。
実はお店に来る前にコルギマッサージを体験したことがある友達が「とても痛いよ〜」とか「下手すると顔にアザが残るらしいよ・・・」などと言うのを聞いて
「綺麗になろうと思うならある程度の傷みも我慢しなきゃいけないのかもね〜」
などと冗談を言っていたほどなので、マッサージの痛みに対する不安はありましたが、聞いてみると院長は
「アザが出来るほど強くマッサージしないので大丈夫ですよ^^」
とアッサリと言うので、痛みに耐えられるか気になりながらも
「あ、そうですか・・・ではそのコースでおねがいしま〜す。」
ということになりました。
ロッカーのあるコーナーで着替えをしていざベットへ・・・
ベットの真ん中が少し凹んでいるように見えますが、タオル生地のベットカバーをめくると「逆コタツ」のように網のしたから背中から腰までが暖められる仕組みになっていました。
横になるとじわじわと背中が暖められていく感じでマッサージ前の緊張感がなければすぐに「お休みなさ〜い」と挨拶して寝てしまうところでしたが、何と言っても始めてのコルギ。期待と不安が混ざったような心情でちょっとドキドキしながら待っていました。
最初はクレンジングとマッサージ。
クレンジングをする時のタッチは今まで経験したことのあるマッサージと同じように軽く顔全体を指先でなでるような感じでした。
とても心地よくそのまま寝てしまいそうな感覚でしたが
「これからマッサージをはじめますね〜」
と言う言葉に再び緊張感が・・・そして始まったのがサービスのデコルテマッサージ。
首のしたから胸の上部までのマッサージですが、オイルを塗った手が胸骨の下や胸の周りまで手が入って来るので
「うわぁ〜変な感覚〜!」
と驚いて言うと
「顔の血液循環を良くする為にはリンパマッサージをしなければならないのでリンパがある部分をほぐすんですよ。」
と説明してくださいました。
それから首、肩、両腕指の先までマッサージをしてくださいながら、
「ゴリゴリという音が聞こえるでしょう?かなり体が硬くなっている証拠です。ストレッチをして筋肉をほぐすといいですね。」
等とアドバイスをしながらマッサージをしてくださいました。触ってみて凝っていると感じる部分は念入りに力を入れてほぐしてくれるのですが、マッサージ慣れしていないためか痛くて
「見た目とは違って力が強いですね・・・」
と痩せ型の院長に言うと
「マッサージは力でするのではなく技術でするので力は要らないんですよ。痛いですか?」
と言うので
「ええ、運動不足で凝ってる為か痛いですね・・・」
と答えると、少し力を調節しながら、
「日本から来るお客様は『イタ気持ちいい』と言って最初は痛いけど癖になると言いますけどね」
と笑って言っていました。
確かにマッサージをしている時は「アタタタタ」と声を出したくなるのですが、少しするとマッサージした部分が温まり血の流れが良くなっているような気がします。
その後に続く顔のコルギマッサージも同様、顔の骨に沿って顔中の全ての筋肉を念入りにほぐしていくという感覚でした。やはり「イタキモ」です。
だからといって痛いのを我慢しすぎるとそれこそアザになってしまうかもしれませんので、体験する方は正直に「痛いです」と表現した方がいいと思いますし、ベットの下から暖めてくれるヒートテラピーもよほどのことがない限り火傷する事はないようですが熱過ぎると感じたらマッサージ師に言うといいでしょう。
明洞は日本人の観光客が多い為、院長も日本語がとても上手ですし、他の店員もある程度の日本語は通じますので不安なことや質問は日本語でしても十分に通じますので安心してください。
私の地元の近くに住んだことがあるという院長とは気が合い、マッサージを受けながらも日本語と韓国語のミックスで色んな話をしました。
顔全体が隅々までマッサージが終わると最後にクライマックスの石膏パックです。
この石膏パックをする前にまずは金運を呼ぶという「お守り」をおでこに貼り付けます。
そしてコースにある小顔バンドをつけ、それから目と口にガーゼを当てて、顔全体に薄いガーゼを被せて石膏を塗っていきます。
写真のように鼻だけで息をするので、気になることがあっても質問が出来なくなりますが・・・^^石膏の香りもよく上半身がほぐされてパックをしている間はかなりリラックスした状態でいることができます。
石膏パックは塗っているときはヒヤッと冷たい感じですが、暫くすると温かくなってきてまた乾いてくると冷えるという不思議な石膏です。その程よい温かさと背中の温かさとマッサージされた後の脱力感、更に目も口もふさがれている為、すっかり眠くなってしまい、意識が少しずつ遠のいて完全に眠りに付きそうな頃に、
「それではパックをはがしますね〜」
という声が聞こえてきて、ハッと我に返りました。
はがしてみるとこんな感じで、完全に乾くと白や薄ピンクになるそうです。
石膏が乾いてから落書きをして壁に飾ったのがこれ
まるで仮面のように顔を描いたりマッサージを受けた感想等を書いたりと、自由で個性的な作品が飾ってありました。
私は次のスケジュールの為、落書きする時間はなかったのですが、来た時と同じようにトゥングルレ茶を一杯いただきながら院長と話をして肌の管理の為のアドバイスなどをしてもらって岐路に付きました。
ちなみに私の肌はチョー乾燥肌なので、水を少なくとも一日1リットルを飲むようにとの宿題を頂き、あまり神経を使いすぎないようにとのことでした。
多分額のコメカミのあたりにゴルゴ線ができ始めているのではないかと思いますが・・・。ま、額にお守りを張ってパックもしたことだし、お金がどんどん入ってくれば自然と額のしわも消えていくのではないかと期待しています。^^
最近忙しくてなかなか自分の時間を持つことも出来なかったのですが、たまにはこうして時間を作ってマッサージを受けたり運動をして体の筋肉をほぐす事も必要だと感じました。